2013年7月19日金曜日

脳血管性認知症に対処法がない?

妻が脳出血で入院した。予期した入院ではなかったので少し慌ててしまった。

着替えや洗面セットなどだ。以前、骨折入院やシャントの手術や肝臓ガン摘出手術の時に使ったものがあったので今回は手際よく準備できた。

・・・が、脳出血ってどうなるんだろう?という不安が拭いきれなかった。

知人に聞けば、出血が止まり、吸収されてしまえば体の麻痺的な後遺症は残るが退院できるとか、認知症を発症すると回復は望めないが水頭症なら手術で回復するとも聞いた。

しかし残念ながら妻は水頭症ではなかった。 「脳血管性認知症」を発症してしまったのだ。

担当医師によれば加齢によるアルツハイマーではないのでアリセプトのような薬剤による対症療法ものもあまり無いとのことである。

この段階で、「あの時気がついていれば・・・」の思いが頭をよぎる。後悔しきりだ。

まさに「大事な事は後から分る」の諺通りだ。

担当医師は、「出血が止まり、吸収されれば一時的に落ち着くが、その後はゆるやかに段階的に症状は進んで行きます。あとは見守るしかないですね。」とのことであった。そのときに進行を遅らせるためのアドバイスなどは残念ながらなかった。

診断結果の所見を医学用語を使って説明してくれたのだが、分り易く言えば「匙を投げた」のだ。
あとは「お好きにどうぞ」である。さあ、これからどうする!

・・・時が経過するごとに妻の症状は、まさに「脳血管性認知症」の症状が顕著に現れて来た。

何も無いはずの場所に「何か」が見える幻視、「あれ?○○はどこに行ったの?いまそこにいたのに」とか睡眠も昼夜逆転になり、朝昼夜が分らなくなってきた。

ただ毎日病室で食事をして過ごすだけが日課になった。

そんなある日、私が病院に行くと事件というか「騒ぎ」が起きていた!

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