兄と待ち合わせた苗場のスキー場に行った時のことです。
それまで私のスキーの経験はたった一回、狭山の人工スキー場でしか経験がなかった。
その時は初めての雪道、それも山道だ。チェーンもしっかり装備して、イザ苗場へ!
快適に雪道をドライブし、いよいよ登りの山道を調子よく登り始めてしばらく・・・。
曲がり角に差し掛かり・・・っと前方から大型トラックが下ってきた。でかい!長い!
ところがロングボティーのためか車線をまたいで降りて来る。それもエンジンブレーキをかけながらだ!ド迫力と言うか、まさに映画「激突」かブルースウイルスの「ダイハード」のアクションシーンの雰囲気だ。
ヤバイ!こちらはの登りなのでけっこうなスピードが出ていた。ブレーキをかけなければ!
思い切りブレーキを踏んだ!・・・が時すでに遅し。
わが真っ赤な愛車はスリップしてトラックのどてっ腹に突っ込んだ!それも巻き込み防止の木製バー2本を折ってだ。ズッド~ンだ。思わず目をつぶる。
!!・・・・気がつくと愛車は反対側の雪山に突っ込み、ボンネットはティッシュペーパーをくしゃくしゃにしたようになって近くに落ちて、ラジエーターからは白い蒸気が勢いよくシューシューと吹き上げていた!
どうやらトラック後輪のダブルタイヤに突っ込み、跳ね返されたらしい。
ガッガガガガッー!トラックが止まった。私は車から降りて「すみませーん」と謝った。
当然、「何やってんだバカヤロー!」くらいの罵声は覚悟して謝ったのだが、トラックの運ちゃんからは意外な言葉が帰ってきた。
「おーい、兄ちゃん大丈夫か?」!?!?!?拍子抜けである。というよりトラックは木製のバー2本が折れただけで他には何も被害がなかったのだ。こっちはボンネットが吹っ飛んだと言うのに。
結局、そのトラックにワイヤーで麓の修理工場まで牽引してもらったのだ。なんという気のいい運ちゃんだったのだろう、と同時にかすり傷一つ負わず何という幸運だったのだろう。そしてなんという情けない私だろう。
普通、乗用車がトラックに突っ込んだら乗用車の運転手は少なくとも怪我をし救急車で運ばれ、事故扱いで警察沙汰が当然なのに。・・・家人に絶対バレる!!
運ちゃんは名乗りもせず「お礼はいいから気をつけて帰れよ」と言って立ち去ってしまった。
運ちゃんは超善人!私は超ラッキー♪こんなことってあるんですね現実に。
さて、この後私がどうしたかは次回へ・・・・。乞うご期待♪
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